ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、提携している国や地域において、 若者に異文化交流や相互理解を促進するために生まれた自由度の高い特別な制度のことをいいます。ワーキングホリデービザ(ワーホリビザ)を取得することで、その国で働くことも可能になります。ですので、長期間の海外生活費用に必要な準備資金が少ない場合でも海外生活に挑戦できるプログラムとも言えます。
日本と香港間のワーキングホリデー(ワーホリ)は2010年1月より開始されました。開始当初は年間の受け入れ人数は250人でしたが、2016年10月より1500人に拡大されました。受け入れ人数は増えましたが、香港のワーキングホリデービザ(ワーホリビザ)は申請の先着順となっているので興味がある方は早めに準備をして申請をすることをおすすめいたします。
香港のワーキングホリデー(ワーホリ)の対象年齢は18歳から30歳となっています。申請時の年齢が30歳までという意味合いなので入国時に31歳になっていても大丈夫です。ただし、香港はワーキングホリデービザ(ワーホリビザ)が発給されてから3ヶ月以内に入国しなければいけないという規定があるので注意が必要です。香港のワーキングホリデー(ワーホリ)ビザは他のワーキングホリデー(ワーホリ)が可能な国に比べて比較的簡単に取得ができ、申請から承認されるまでの期間は2週間前後となっています。申請方法としては、香港イミグレーションのホームページから申請書をダウンロードし、必要書類(往復チケットのコピー(もしくは10万以上の残高証明書)、パスポートのコピーなど)と共に中華人民共和国駐日本国大使館または総領事館へ提出します。
香港のワーキングホリデー(ワーホリ)ビザを取得することで、香港内での就学や就労も可能になります。2018年1月から就学や就労に関する規制が緩和されており、同一雇用主のもとで働ける期間が3か月以内から6か月以内に 、1 コースのみで6か月という就学制限がコースや回数を問わず累計で6か月まで可能となっています。香港にワーキングホリデー(ワーホリ)で滞在をしている方が仕事を得るには、現地で使用されている言葉を話すことができることも重要になってきます。英語と中国語の両方ができれば採用される可能性は高くなりますが、どちらか1つだけでもコミュニケーションをとれるだけのレベルがあることが望ましいです。先ほどもお伝えした通り、語学学校などの就学機関には最大6ヶ月まで通うことができるので香港で日常的に使われている英語や中国語を学びながら仕事探しをすることもおすすめです。仕事探しは、インターネットでの求人サイトや掲示板を使って行うことができます。
香港にワーキングホリデー(ワーホリ)ビザで滞在する際の住む方法としては、ホームステイ、ルームシェア、1人暮らし、住み込みバイトなどがあります。香港のマンションなどの賃貸住宅物件の一般的な契約期間は2年となっています。1年目は中途解約ができないフィックス期間、2年目は1〜2カ月前に通知をおこなうことで解約ができるオプション期間となることが一般的です。ですが、物件によってはこの期間と異なることもありますので、ご契約をする際にご自身で確認してトラブルのないように心がけましょう。語学力に自信のない方は、日本人の方が行っている不動産仲介会社などもあるのでそちらを利用することもおすすめです。
以上が香港でのワーキングホリデー(ワーホリ)の概要などについての解説になります。香港でのワーキングホリデー(ワーホリ)は、国際的なキャリアの構築や文化交流、新しい経験を積み重ねることができます。参加者は香港の魅力的な環境で自己成長を遂げるだけでなく、将来のキャリアにおいても貴重な経験を得ることができるでしょう。